赤線を入れないで
今週のお題「読書感想文」
夏休みの宿題の中で、あまり好きではなかったもののうちの一つだ。
別に、読書の感想を書いてそれでおしまいなら、いいのだ。
だけどあれ、ただの感想文の中に良いとか、悪いとか。
その感想はダメよって、言われるのがすごく嫌いだったのだ。
怖かったと言い換えてもいい。
別に書いたものを発表するなんてこともなかったし
返って来たものに点数がついていたわけではないけれど
選ばれて賞をもらったり、褒められる子がいるということは
読書感想文には求められているものがあるということ。
読書感想文が上手だという子の作品を見て真似てみようと
したことだってあった。
だってそうじゃん、褒めてほしいじゃん。
でもなんだか上手くいかなくて、上手にまとめられなくて
そんな自分が悔しいというのもあって苦手な宿題だったのだ。
作文自体は嫌いじゃないのだけれど。
ただ、好きな読書、そしてその感想に対して評価が下される、
その事実がとても、不愉快だったのだろうと今なら言葉にできる。
この本の面白さを書けといわれて、原稿用紙3枚分におさめるなんて
出来やしない!!とか。
思い入れがある登場人物や、好きだったシーンのどの文章に魅かれたとか
ただただ楽しく書きなぐったものに赤線が入るのが
抵抗があったんだなぁ…。
ちなみに母は大人の読書感想文、を書く仕事もしていたことがあり
遺伝なんてあってなくてあるようでいて、あんまりないなとも思ってる。
(笑)